| 社長 |
「私の場合は、後継者がいるからいいけど、後継者がいない会社も多いみたいだね」 |
| 税理士 |
「そうなのです。『自分の子供たちには会社を継がせない』という社長さんも多いのです」 |
| 社長 |
「そうなると、会社をたたむという選択を選ぶのかな?」 |
| 税理士 |
「そうですね。いいタイミングで会社をたたんで、勇退する社長さんもいらっしゃいます」 |
| 社長 |
「そうなんだ。俺も子供たちが我が社で働いていなければ、そうするかもしれないな」 |
| 税理士 |
「社長、なんてことを! 社長には、ビジョナリーカンパニーの基礎を築くという目標があるじゃないですか!」 |
| 社長 |
「あっ、そうそう、そうだった。あまりに大きい夢や目標って、時々くじけそうになるんだね。ところで、会社ってどうやってたたむの?」 |
| 税理士 |
「一般的な話としてご説明しますね。この話に社長の会社にあてはめませんから」 |
| 社長 |
「怒ってる…?」 |
| 税理士 |
「会社をたたむ場合には、2段階の手続きが必要です」 |
| 社長 |
「はい」 |
| 税理士 |
「まず、『これまでの会社の通常の活動をやめますよ』という「解散」をします。そして、解散後、会社の財産を株主に分配する「清算」という手続きの2段階です」 |
| 社長 |
「株主、つまりオーナーは、この清算手続きでこれまで築き上げてきた財産を手にするわけだ」 |
| 税理士 |
「基本的にはそうですが、実際に会社をたたむ際には、解散・清算の段階でオーナーに退職金を支払ったり、不動産の処分を検討するなど、会社の税金やオーナー株主の税金などについての節税対策を検討しながら行います」 |
| 社長 |
「会社をたたむ際にも、税金がかかるんだ」 |
| 税理士 |
「そうですね。かからない場合もありますが、基本的には、何らかの税金がかかると思っておいた方が良いですね」 |
| 社長 |
「怒ってる?」 |
| 税理士 |
「(笑)」 |